
【アーカイブ動画】DXを成功に導く開発体制がわかる ~内製化の苦悩と実現ノウハウ~
DXを成功させるための開発内製化をテーマにセミナーを開催。
ともに多くの開発実績を持つ、アイレット株式会社、KDDIアジャイル開発センター株式会社の2社がこれまで取り組んできた経験から、DXを成功させるために必要な開発環境について話しました。
ここではその一部をダイジェストでご紹介しています。詳しくはぜひ動画をご覧ください。
- 本動画は2023年11月22日、12月27日に実施したオンラインセミナーのアーカイブ配信版です。
目次
第1部 開発内製化のヒント
- Chapter1 DXにアジャイル・内製化が必要な理由
- Chapter2 内製化に必要なものとは?
- Chapter3 内製組織のスケールのさせ方
- Chapter4 内製組織の定着・発展に向けて
第2部 開発の内製化支援事例の紹介
- Chapter1 内製化のパターンと事例
- Chapter2 スクラム開発のポイント
第3部 パネルディスカッション
【第1部】開発内製化のヒント
Chapter1:DXにアジャイル・内製化が必要な理由
「DXを成功させるためには変化に対応して変革することがポイント。」
はじめにウォーターフォールとアジャイルの違いについて解説しながら、仮説検証型の開発スタイルがなぜ有効なのか、開発手法はいつどのように選択するべきかについて話しました。
「ウォーターフォール開発とアジャイル開発どちらが良いか悪いかの話ではなく、システム開発を通じてどういう価値を得たいのか、どこに力点を置くのか、そういう価値判断がベースにあり、それを実現する手段として開発手法を選択するべきです。」
選択のヒントについて、詳しくは動画をご覧ください。
Chapter2:内製化に必要なものとは?
「アジャイルにとって必要な価値観を持って取り組むということが本質」
プログラム人材育成確保の難しさと、次の世代に引き継いでいくことの重要性。また、マネジメント層の理解をどのように深めていくのか。会社の資産として認識してもらうためのチームマネジメントについてお話しました。
Chapter3:内製組織のスケールのさせ方
内製組織をスケールさせるための方法についてケースごとにお話しました。
- パートナーとして外部企業を活用する
- のれん分け方式でチームを増やしていく
- オフショア開発・ニアショア開発の活用
- ローコード・ノーコード、AIの活用
それぞれのケースについては、動画内で詳しくお話しています。
Chapter4:内製組織の定着・発展に向けて
自社の取り組みをご紹介するとともに、取り組む理由と効果についてお話しました。
価値観の明文化
「自分達はなぜ内製開発をしているのか。自分たちは何を大切に思っているのか、そういうことを組織の価値観として明文化した上で共有浸透する努力を続けていくことが肝要です。
なぜならば、一度理解を取り付けた上層部や他部署のキーマンも数年経てば入れ替わりが発生するかと思います。新たに関係性を構築する必要も出てきます。その時になぜ分かってくれないのか?なんて時代遅れなんだ!とグチっていても始まりません。」
勉強会・コミュニティ、CoE
「KDDIアジャイル開発センターでは勉強会や技術、コミュニティー活動などを奨励しています。パートナーから習うという段階から、次はこういう活動を通じて自分たちの技術力や知見に磨きをかけ続けていかなければ、真に企業の競争力の源泉たる組織としての役割を果たせないと思います。」
【第2部】開発の内製化支援事例の紹介

アイレット株式会社
アジャイル事業部 事業部長
平野 健介
Chapter1:内製化のパターンと事例
圧倒的な案件数の経験から、開発を内製化していくための様々なケースについてお話しました。
- インフラ支援パターン
- アプリケーション開発支援パターン
- スクラム開発パターン
- スクラム合同開発パターン
動画内では、それぞれのケースについて具体的な事例をあげてお話しています。
Chapter2:スクラム開発のポイント
実際にヒアリングした結果を紐解きながらスクラム開発のポイントについてお話しました。
「スクラムチーム10チームにヒアリングした結果、チーム毎のやり方、工夫、案件性質の違いなどあるが決定的な共通点がありプロジェクトの成功可否はプロダクトオーナー(PO)にかかっていました。」
今まで関わったPJの中での優れたPOの特徴①
社内調整が巧みで、POがプロジェクトの現場での決定権を持っている。
今まで関わったPJの中での優れたPOの特徴②
ビジネス価値のある最小限のプロダクト(MVP)を見出し、積み上げをしていく。
今まで関わったPJの中での優れたPOの特徴③
原則は、POは半分の時間を開発チームと過ごす。
今まで関わったPJの中での優れたPOの特徴④
たとえ開発チームの問題・トラブルであっても一緒に改善を検討し、PO側でも改善できることがないかを考える。
優れたプロダクトオーナーの特徴とチームへの影響・効果について、さらに動画内で掘り下げてお話しています。
【第3部】パネルディスカッション
これまで各社で経験してきた難しいテーマについて、現場の声や解決のヒントなどを交えて、赤裸々にお話しました。
- 開発内製化が上手く進められない原因
- 組織内で開発内製化の理解を得るには
- 内製開発を継続する上での課題
- 事業会社の開発内製化ご支援のためにできる事は?
各テーマについて、動画内で詳しくお話しています。
【登壇者】パネリスト
KDDIアジャイル開発センター株式会社 開発1部 部長 田原 裕宣
アイレット株式会社 アジャイル事業部 事業部長 平野 健介
【登壇者】モデレーター

KDDI Digital Divergence Holdings株式会社
取締役CSO
石井 健太郎
KDDIアジャイル開発センター株式会社
開発1部 部長
田原 裕宣